ベルジョンのオープナーの簡単な使い方を紹介させていただきます。
ベルジョンのオープナーが何故オススメかは別記事で紹介させていただきましたのでこちらの記事を先に見ていただければ幸いです。
使い方もとても簡単です。
この方法で行えば傷をつける可能性も最大限軽減する事が出来ます。
参考にしていただければ幸いです。
裏蓋を開ける手順
買取をしている方や修理業者の方が裏蓋を開ける機会が多い時計の一つがロレックスです。
必要な工具をしっかりと準備すれば素人でも簡単に開ける事が出来ます。
しかし準備を怠ると結構大きな痛手を負う事もあります。
とっても簡単な作業だからこそ丁寧に行う必要があるので注意しましょう。
開けるのに準備する物
準備する物
■ベルトを外したロレックス
■ベルジョンのオープナー
■固定器
■保護フィルム
この中で特にご紹介したいのは「保護フィルム」です。
一般的に裏蓋を開ける際にあまり使用しない備品ではありますがあると大きく傷がつくリスクを下げる事が出来ます。
後で使用するポイントをお伝えさせていただきたいと思います。
特に高い備品ではありませんし他にもヴィトンの金具などの保護フィルムとして使うなど色々役立つので購入される事をオススメします。
オープナーのセッティング
まずは時計の裏蓋にあうオープナーをセッティングします。
ベルジョンは6サイズ裏蓋が用意されています。
一般的なモデルであればこちらで対応する事が可能です。
裏蓋にしっかりとかみ合うパーツをみつけたらハンドル部分に取り付けます。
これでオープナーの準備はオッケーです。
裏蓋の開け方
ではオープナーをセッティング出来ましたので裏蓋を開けてみましょう。
オープナーを裏蓋にセッティングします。
ここで注意が必要なのは時計ケースを固定器にセッティングした状態でオープナーをセッティングする事。
熟練の時計技師が急ぎで時計ケースを手で固定しながら開ける方も見えますが滑って時計に傷や手が怪我をするリスクがあります。
必ず面倒かもしれませんが固定器にセッティングして開けるようにしましょう。
固定器のおかげで時計が安定しますし力が入りやすくなります。
サブマリーナやシードゥエラーのような防水性が高いモデルは裏蓋が非常に固く締められている事も多いです。注意して開けましょう。
開ける時は通常のネジと同じ「左周り」です。
注意ポイント
垂直にしっかりと両手でハンドルを持って下に力を入れながら回さないと裏蓋をなめしてしまい大きな傷をつけてしまいます。
また力を下に入れずぎるとサファイアクリスタルの風防であれば問題ありませんがプラ風防ですと割れる心配もあります。
あまり開けた経験が無い方は時計の下に布などを敷く事をオススメします。
保護フィルムの使用について
今回ご紹介したい一番のポイントは「保護フィルム」の使用です。
力の加減を間違えて裏蓋に傷を入れてしまったという声を多数伺います。
保護フィルムを使用するとそんな傷を入れてしまうリスクを大きく下げる事が可能です。
裏蓋が覆われるくらいのサイズにカットします。
覆われた裏蓋にオープナーを直接載せます。
保護フィルムは厚みがありますので裏蓋とのかみ合わせが通常よりも悪くなります。必ず保護フィルムが無い時よりも下に強めの力を入れて回すようにして下さい。
■裏蓋ギザギザ部分のすり減り
■裏蓋の傷
こちらを予防する事が出来ます。
まだ裏蓋の傷であれば研磨にて綺麗にする事が出来ますが裏蓋のギザギザ部分をする減らしてしまったら最悪裏蓋交換を行わなければなりません。
そうなると何万ものパーツ代がかかります。
少し保護フィルムがあると開けにくくなりますが傷をつけてしまうのが怖い方にはオススメです。
まとめ
裏蓋を開けられる時は皆様も色々工夫されて開けていると思います。
勿論、この開け方でも傷などつけてしまった事もあります。
しかしこの工程で開ける事で以前よりも失敗する事は少なくなりました。
慣れてしまえば工具さえあればどなたでも開ける事が出来ます。
ロレックスの裏蓋を開ける事が出来るようになると偽物を購入してしまうリスク軽減やすぐに気づく事が出来るとても便利な技術です。
是非参考にしていただき開けれるようになりましょう。
※この方法で時計に傷が入ったなどの責任は負いかねます。ご自身の責任で行っていただければ幸いです。