買取りをしていると多数様々な時計を拝見させていただきますがどれも綺麗な状態ばかりではありません。
中には破損している時計を見る事もあります。
今回不具合があった時計はブライトリングのクロノマットエボリューション。
同じ症状ならどれだけ修理代がかかるのか?そもそも直るのか?そんな悩みが解決出来る記事になっております。
同じ症状にお悩みの方の参考になれば幸いです。
ブライトリングのクロノマットエボリューションのベゼル破損
ブライトリングのパイロットウォッチシリーズ「クロノマットエボリューション」はとても人気あるモデルです。
人気があるモデルは新品でも多数売れているので中古での流通数も多いモデルとなります。
特にクロノマットエボリューションは既に廃盤になっており新型のクロノマット44に買い替える方も増えております。
そんなクロノマットエボリューションで見られる大きなパーツ破損の一つがベゼルの破損です。


こちらのモデルは15分ごとにベゼルにパーツが取り付けられているモデルです。
つまりこの部分には「15」という数字が表記される部分です。

たしかに普通に使用していればこの部分がとれるなんて事は考えられにくいです。
しかし構造としてはネジで留めてあるだけです。
このパーツのネジが何かの拍子に緩んで外れる事があります。
こんな感じで外れたパーツは基本的に手元に残っている事は少ないです。
というか外れた事に気づかれなかった方の方が多いのでは無いでしょうか?
高級時計のパーツ破損は大きな修理代がかかりそうです。
実際修理するにあたりどれだけ修理代が必要か調べてみました。
ベゼル破損の修理代は
これだけ高級時計のパーツ破損なので非常に高額なイメージがありますが結論としては非常にお値打ちです。
修理代
パーツ代:8,000円+税(ネジ含む)
工賃:5,000円+税
思ったより安くないでしょうか?
下手したらベゼル交換なんかなるとパーツだけでも何万円もします。
良心的なパーツ費用だと思います。
またブライトリングの良い部分は「部分修理」がする事が出来ます。
部分修理とは
時計の破損個所の一部だけ修理してくれるサービスです。
ロレックスなどのハイブランドは全般的に壊れた一部のみ修理しない事が多いです。つまりリューズ、ベゼル破損などそのパーツだけ交換したくてもオーバーホールとセットで無いと修理しないというメーカーが多いです。部分修理が出来るメーカーは限られております。内部保障はありませんが安くパーツ交換だけしてくれる修理です。
もし内部修理が必要なくパーツのみ修理がしたい場合は部分修理をおすすめします。
修理におけるクラブブライトリングの効果とは
今回は部分修理をオススメさせていただきましたがクラブブライトリングに入会されている方はオーバーホールをするのをオススメします。
クラブブライトリングとは
日本国内の正規販売店でブライトリングの時計を購入された方が入れるサービスです。入会費は無料で修理代の割引やメルマガをいただく事が出来る超お得なシステムです。
このクラブブライトリングに入会していると修理代金がなんと半額になります。
オーバーホールや技術料が半額なんてとても魅力的ですよね。
つまり今回のベゼル修理ですと工賃が5,000円かかるのが2,500円となります。
クロノマットエボリューションをオーバーホールに出すと基本料金が100,000円します。
クラブブライトリングに加入していればなんと半額の50,000円!
定価で購入すればこれだけの特典が半永久的に続くサービスは魅力です。
もう絶対手放さない!そんなモデルは新品で購入するのもありかもしれません。
ちなみに部品代は半額になりませんので注意が必要です。今回のベゼルパーツ代は割引がありません。
これだけのサービスがあると新品定価と並行輸入品の価格差があるのも頷けますね。
長く使う、直ぐ手放す
自分の性格を考えてどちらの価格で購入するか決めましょう。
まとめ
ブライトリングの破損はあまり見られませんがベゼル破損、リューズ故障などごくまれにパーツ破損の個体がを見る事があります。
修理代などはブライトリングの正規販売店に確認すればすぐに教えてくれます。
部分修理もしてくれるので良心的なブランドだと思います。
クラブブライトリングに加入していない方はメーカー修理が割高になりますので僕はパーツだけメーカーで修理してオーバーホールは非正規の時計修理店で行います。
それが一番安く修理出来ますよ。
ただ特殊なパーツが使われているモデルだとメーカーでしか修理が出来ない場合があります。
特に高額モデルは正規店で購入してクラブブライトリングに加入される事をオススメします。
アフターサービスの差別化ですとフランクミュラーも有名なブランドです。
そちらも記事にまとめていますので興味がありましたら是非読んで下さい。