シャネルと言えば誰もが知っている高級ブランドです。
そんなブランドの中でも上位モデル「コメット」ジュエリー。
ゴールド、ダイヤがこんな使われているけどどんな人が購入されるんでしょうか?
そんなラインのイヤリングについてご紹介!
真贋ポイントも一緒に抑えていきましょう。
シャネル「コメット」ラインとは
シャネルといえばココマーク、カメリアなど人気アイコンが多数存在します。
一般的には真鍮という素材で作られたジュエリーが多く販売されています。
一般的といっても新品定価が5万も6万もするジュエリーアクセサリーで非常に高いですけど・・・
コメットはそんな人気アイコンのなかでもハイジュエリーに使用されるアイコンとして有名です。
誕生したのは1932年。コメットとは彗星を意味しており星のデザインをもって表されます。
確かにどことなく流れ星のような光り輝くデザインが素敵。
シャネルはシンプルかつ不変的デザインを好みこの5角が表す究極のデザインをブランドアイコンとして取り入れました。単純に一般的に皆が分かるデザインを取り入れたという事ですね。
主にハイジュエリーに取り入れられておりリング、ネックレス、イヤリング、ブレスレットが販売されております。
ハイジュエリーに位置づけられている為、地金はホワイトゴールドを採用。ダイヤも無数に取り入れています。
特にダイヤの輝きが凄い!!
ハイブランドのダイヤは基準の高い物を使用するので小さい石でもとても光ります。
こんなに多くメレダイヤを使用されていると気づきにくいですが稀に石が取れている事もあります。気を付けて石のセッティングを見るようにして下さい。
星形とは少し幼さも残るデザインですがあえてシャネルが取り入れる事で遊び心もあるジュエリーアイテムに仕上がっております。
最近、星を取り入れているブランド多いですよね。ジミーチュウ、ジバンシー、ヴァレンチノetc
やっぱりシンプルな昔からあるデザインは人気が出やすく使いやすいんだと思います。
価格帯は安価なモデルでも100万弱するジュエリーで重量のあるブレスレットなどは公式HPでも要問合せになっている商品で気軽に購入出来ないアイテムです。
ピアスが100万ならブレスレットはいくらなんだろ。

シャネル 2WAYイヤリング ダイヤ付コメット
シャネルのコメットイヤリングの中でも取り外し可能なチャームが使用された2WAYで楽しめるイヤリングです。
貧乏性な僕はこの2WAYという言葉が大好き。1個のアイテムで2パターン楽しめるなんてお得ですよね。
このピアスもTPOに合わせた使い方が楽しめるので意外に高額でもお買い得かも!?
イヤリング部分はダイヤが散りばめられた豪華なスターですがチャームもあわせるとまるで流れ星のような素敵なイヤリングです。
ダイヤは光の当たりが多いとより輝きます。このチャームは揺れるので通常よりも強い輝きが期待出来ますよ。
チャームは耳に通すポスト(棒)部分に通すだけという簡単な仕様です。
簡単がゆえに取り外しの際に落としやすいので注意が必要。このチャームだけでも絶対高額。無くさないようにして下さい。
スター部分には厚みがあり耳元での存在感がありますので髪が長い女性でもご着用していただければファッションのアクセントとなる事間違いなしです。
シャネルジュエリーの真贋ポイント
ハイブランドのジュエリーの真贋は非常に難しいですよね。
そもそも個体差が多くてこれが本物っていう情報が少ないです。昔のジュエリーは手彫りも多い。メーカーもどうやって見分けているのか本当に気になります。
完璧には難しいですが少しでも参考になる真贋においてここだけはチェックするポントをまとめさせていただきました。
ブランドロゴ
CHANELの製品という刻印が入ります。これが無いとそもそもブランドが違う可能性も!
刻印サイズ、形状は種類・個体差が多すぎてポイントとして詳細出来るポイントはありません。
シリアル
製品の個体番号です。高額なジュエリーには1個1個違う番号が刻印されます。
この番号をもとに製品情報を管理しており修理などのアフターサービスなどの管理を行っております。
ギャラが付属されてこのシリアルナンバーと一致すれば安心出来るポイントです。
注意ポイント
刻印は研磨や使用傷で消える場合もあります。
修理業者に出して誤って消される事もありました。
研磨していただく時は先に伝えないと綺麗に消されてしまうかもしれませんよ。
材質
製品の地金材質が刻印されます。海外ジュエリーですとホワイトゴールドであれば「750」や「18K」の刻印が入ります。
鑑定士をしているとこの18Kは結構不安な刻印です。
ノーブランドの18K刻印の指輪なんかは金じゃない事も多く結構抵抗が多い人もいるのではないでしょうか。
でもハイジュエリーは海外製が殆どですのでこの刻印が一般的です。
今回のコメットイヤリングには750の刻印が入っております。
金、ダイヤは本物にしか使用しません。こちらのチェックは重要なポイントです。
謎の刻印
シャネルのハイジュエリーには特殊なマークの刻印が入ります。
シャネルに問い合わせをしましたがシャネルの本物の証として刻印されていると言われましたが明確なマークの意味の説明はありませんでした。
マリッジリングのようなプラチナ製品にも同じような刻印があります。
なぜかこの刻印がリングだと外側に入っています。
良く知らないとちょっと大きめの傷に見えて驚きました。
なんで内側にしなかったのかが謎です。
刻印マークでの真贋は難しいですがこのような刻印があれば安心しても良いかもしれません。
また刻印で気を付けるポイントがあります。それは何か分からない刻印の中にはイニシャルが刻印されている事も。
昔のイニシャルは分かりやすく「AtoS」のようなアツシからサトミへ渡すとなど誰から誰かへプレゼントと分かりやすく入っていたので気づく事が出来ました。しかし最近ではこの「to」を「2」と見立て刻印する若いカップルも多いそうです。
僕はこの新しいイニシャルの入れ方に気づかず買取りをしてしまいました。
「A2S」この刻印でイニシャルと気づくのは無理です。
刻印の入れ方は多種多様です。イニシャルを消すのは費用がかかりますので気になる刻印を見つけた時は注意が必要です。
メーカーメンテナンス
どのブランドもそうですがメーカーに修理を出して対応していただければ本物が確定します。
真贋方法としては勿論ですがその他の不具合などもこの見積時に全て教えていただけます。
例えばダイヤが緩んでるやポストにガタツキがあるなど・・・
今まで一番驚いた指摘はネックレスが純正品より切断して短くなっているという見積もりです。
そんなのメーカーに出さないと絶対気づけないです。
中古で販売しているショップ様などは一度メーカー修理を通して販売されれば販売後のクレームリスクを大幅カットする事が可能です。
シャネルジュエリーは郵送でギャラが無くても対応していただけます。
お勧めのメンテナンスは「ジュエリー研磨」
磨き上げを行う事でジュエリーを綺麗にする加工です。
製品にもよりますが2~3万程で行っていただけます。非常に高額ですので見積もりを出していただきキャンセルも可能です。
この方法が一番効果があります。メーカーの見積もりもFAXでいただけるので証明にも使用出来ますね。
見積もり→キャンセルを繰り返すのはメーカーに迷惑をかけます。頻繁に行うのはやめましょう。
ジュエリーで特に体内を通す物ですので買取価格はちょっと低くなりますとよく査定時に言われますが実際はそれ程影響ありません。
中古品でも絶対消毒などを行い販売します。
流石に未清掃で販売はしていないと信じたい。
とはいえ中古で購入したら念の為、洗浄して下さいね。
安く買取する為に鑑定士が使うワードですので鵜呑みにしないように注意して下さい。
買取スタッフは僕を含めなるべく安く買取をさせていただきたいと思いあの手この手でトークします。
ジャンルごとに言葉の引き出しを多数準備してます。
鑑定士のトークは役に立つ情報も多いですが話し半分で聞かないと危険です。
シャネルだけでなくブルガリ、カルティエ、ティファニーなどハイブランドのピアス、イヤリングは需要が高いです。
特にリングのようにサイズがありませんのでどなたでも使用しやすいので買取価格は逆につけやすいです。
まとめ
シャネルのコメットアクセサリーについて少しは役にたつ情報だったら幸いです。
なかなか高額なジュエリーラインでこの手のアクセサリーを所有されている方が手放される事が少なく中古市場にも数が少ないです。
流通数が少ないがゆえに買取価格を見誤りやすいジャンルですので出来るだけ同じ形状のアイテムとしっかり比較して取り扱いを行うようにしましょう。
真贋も難しく本物との区別は非常に難しくなっております。
高い商品ほどお預かりをしてメーカー修理に出す事をお勧めします。