中古ブランド業界で働いているとコーチのアイテムを多数取り扱う事があります。
一般的にはコーチはアメリカの人気ブランドで定価も高く認知度も高いですがヴィトン、エルメス、シャネルなどのブランドと異なり製造は人件費の安い国で行うブランドです。
その為、個体差も多くアウトレットなどで非常に大きいディスカウントがされるブランドでも有名です。
新品が安く販売されると中古価格も安くしないと売れないので買取りが非常に安い事でも有名なブランドです。
しかし中古販売価格を見ると同じコーチの商品でも大きく価格差があります。
そんな価格差があるバッグを見分けるコーチのポイントを本記事では紹介させていただきます。
コーチのアイテムの中古相場とは
まずはコーチの中古市場価格に触れておきましょう。
基本的にコーチの中古商品は相場が非常に安いです。
一般的には中古販売価格は使用されている物であれば1万円以内での販売価格になります。

理由は製造工程にあります。
コーチはアメリカのブランドで非常に有名で人気が高いです。
しかし製造元は人件費が安いフィリピンやベトナムで作られる事が多いです。
以前は中国などでも多く作られておりましたが中国の経済発展により人件費などが高騰して最近では作られる事が減りました。
そういった製造過程の為、個体差が多く使用における問題は無くてもアウトレットで販売される商品が多く割引される事が有る為中古は安くなります。
僕もアウトレットは職業柄よく行きますがコーチは非常に割引率が大きく定価があって無い状態になっております。
新品がお値打ちに手に入るという事は当たり前ですが中古相場も安くなります。
よく買取りをさせていただいていると正規百貨店で購入されたお客様からお叱りの言葉をいただきます。

確かに新品のアイテムを百貨店に入っている正規店で購入されると割引が一切ありません。
どちらも買取価格は5,000円です。
確かにリセールバリューに差があるので悔しい思いをされるかもしれませんがそういったブランドなのでご理解下さい。
そんな理由からコーチのブランドイメージは「身近で手の届く高級品」と言われております。
つまりあまりコーチは中古市場において安いと思っていただいたほうが手放される時にショックは少ないです。
コーチバッグの新旧・モデルにおける高い・安いバッグの見分け方
中古相場は安いブランドという認識は出来たと思いますが販売価格は5,000円の物があれば20.000円の物もあります。
この価格差は何が理由なんでしょうか。

確かにブランド品において商品状態や作られた素材で中古価格に差がでます。
しかし今回は商品状態や素材だけでなくモデルの違いや作りの新旧において価格差が出るポイントを紹介します。
見分けるポイントを3つに分けさせていただきました。
ポイント①:レザータグの型番
コーチのバッグは今まで殆どの製品にレザータグという型番が入ったタグがバッグ内側についておりました。
そんなレザータグがここ数年で仕様変更されております。
現行のモデルもレザータグはついておりますが「型番」は入っておりません。
バッグ内側に小さなタグがありそちらに型番が入るようになりました。
つまりバッグ内にあるレザータグに型番が無ければデザインが新しい物となりますので中古相場が高い事が多いです。
ポイント②:ファスナーの作り
最近のモデルは今までの物と異なりファスナーの形状が変わりました。
少し言葉で言い表すのが難しいので画像でご確認下さい。
新しい金具には「COACH NEWYORK」のロゴが入っており以前よりも高級感あるスタイリッシュな金具となっております。
昔の金具はブランド名が入っていない事が多かったり金具の作りが一般的なマルカンを通しただけのようなチープな作りとなっております。
画像にて何となく違いは分かっていただけたでしょうか?
ポイント③:モデルの違い
コーチには可愛いデザインのバッグシリーズがあります。
その名も「ポピー」ライン。
僕のコーチのイメージは少し大人の女性が使われるイメージが強いブランドでしたがこのポピーラインはとてもお茶目で可愛いデザインですので若い方が使用している事が多いです。
このポピーラインは通常のコーチのバッグに比べると一回り安い定価となっております。
高額なバッグばかりですと若い方への認知度は高まらないのでデザインを若く価格を抑えて販売した商品です。
勿論、中古相場は定価が安いので安価となります。
見分ける方法はポピーと記載があるか見るだけですので誰でも見分けれます。
まとめ
コーチブランド全体が中古ですと安いのであまり気にしなくて良いですがこんなポイントを見て何となく高いか安いか判断しております。
慣れてくるとデザインや素材でも価格帯が見えるようになります。
ただし価格判断をする場合一番間違いないのは型番で価格を調べる方法になりますので時間があれば必ず確認しましょう。
最近の人気モデルですと中古でも2万円とかするものもありますのでコーチもあなどれませんね。
こんなポイントを抑えながら中古でお値打ちなコーチをゲットして下さい。