昨今の禁煙の風潮によりタバコを吸われる方はめっきりと減ったのでは無いでしょうか?
僕も妻が妊娠したのをきっかけに夫婦揃って禁煙しました。ヘビースモーカーでしたが子供に対する親の力は偉大ですね。意志の弱い僕が一発で禁煙に成功しました。
タバコを辞めると不要になるのが「ライター」です。僕もライターは良い物を使いたかったのでこの業界に入ったらすぐにブランドライターを購入したのを覚えています。
色々なライターを使いましたが所有した優越感を多く得る事が出来たのは「デュポン」のライターです。
そんなデュポンのライターですが中古で購入する際は偽物や不良品を掴まされたくないですよね?
そんな事にならない為のポイントを簡単にまとめさせていただきました。是非参考にして下さい♪
Contents
デュポンのライターとは
デュポンはフランスの歴史ある高級ブランドで創立は1872年となります。昔から喫煙具を作っていたのかと思いましたが当時は革製品の販売を行っておりました。
1941年に革製品の販売が難しくなりライターの販売を開始。今ではライターだけでなく眼鏡、筆記具なども手掛けております。
デュポンと言えばなんといってもライターの開閉音。開ける時の「キーン」という高級感ある上品な響きは喫煙という貴重な時間をより贅沢な物にしてくれる事でしょう。
音が必ず鳴るわけではない
デュポンのライター=開閉音と思われているユーザーの方も多いと思いますが実は音が鳴らない物もあります。というよりは音の鳴らない個体のほうが多いです。
デュポンはこの開閉音を偶然鳴る構造になったライターと言っています。
つまり初めから音が鳴るように作ったわけでなく作ったデザインの構造がたまたま蓋を開ける際に音がなる形になっていたと発表しております。
なので落として鳴らなくなったライターをメーカーに修理にだしても音が直る保障はありません。
なので中古、新品問わずお気に入りの開閉音に出会える確率は低いです。
ぶつけたり、落としてたりするだけで音が変わってしまう繊細な作りは最早ライターというよりは芸術品。
それだけ素晴らしい製品ともいえるでしょう。
開閉音がなる人気のモデル
デュポンは様々なモデルが存在しますがその中でも人気なのは開閉音が鳴る仕様の物が多いとされる2機種です。
音が鳴るモデル
・ライン2
・ギャッツビー
こちらは殆どの個体が音の差はありますが開閉音が鳴ります。
何が違うかというとサイズが異なります。縦の長さに違いがあります。
サイズ
ライン2・・・62mm
ギャッツビー・・・56mm
6mmしか変わりませんが使用してみるとその違いは歴然です。
ヘビースモーカーの方は頻繁に使用されるので小さいギャッツビーを好まれる方が多いです。
是非サイズ感は現物を触ってみて使いやすい方をお選び下さい。
中古で購入する際の気を付ける5つのポイント
上記でも説明させていただきましたが非常にデュポンのライターはデリケートな商品なので中古で購入すると状態の悪い物を掴まされる事もあります。
紹介させていただくポイントとしては5分もかからず確認出来ますので是非一緒に覚えましょう。
ポイント①:着火確認がとれるか?
基本的には古く使われていないのでガスが切れているだけだと思いますが万が一ガス、フリント(発火石)以外に問題があった場合、オーバーホールなどの修理代が必要となります。
長期間使用されていないとガスも少なく着火は弱くなるかもしれませんが必ず確認をしておいたほうが良いです。
ポイント②:シリアルナンバー刻印
デュポンの製品はライター底側にシリアルナンバーがうたれております。
このシリアルナンバーですが頭が「1」から始まる個体が多いです。
逆に偽物の多いシリアルナンバーは「4」から始まりますので要注意です。
ちなみに限定モデルですと製造本数が限られておりますので○○/500本などのシリアルナンバーになっておりますが問題ありません。
ポイント③:ガス側の栓にカラーペイントの有無
デュポンのライターは底部分からガスを入れる事が可能です。
このつまみを起こして回す事で栓を外す事が出来ます。
ちなみにここが大きな真贋ポイントです。
栓を開けて内側を見るとなんか色がついております。
黄色に塗られているのが分かるでしょうか?このカラーペイントがデュポンのガスをどの種類を入れるのかを表しております。

一般的にはそう思われると思いますがデュポンはライターのモデルにあったガスを入れなければいけません。
出典:デュポン
偽物だとこのカラーがモデルと相違したりそもそも塗られていない事もあります。必ず開けて見るようにしましょう。
このポイントを確認する際の注意する事
この確認ポイントはガスの注入口になります。開けると中に入っているガスが抜けてしまう事があります。
お客様の商品や売り物など開ける時は一言だけ声をかけるのがマナーです。
ポイント④:火力調整が可能か確認
前述で着火確認については確認事項として取り上げさせていただきましたが併せて確認が絶対必要なのが「火力調整」です。
意外とこの部分は壊れている事が多く着火はするがオーバーホールが必要になったという話しはよく聞きます。
確認方法はいたって簡単です。
ガスの注入口の反対にプラスマークが入った栓が火力調整です。
プラスの方に回すと火が強くなります。
火をつけながら行うと簡単に確認出来ますが危険なので都度消しながら確認をしましょう。
ポイント⑤:反響盤が外れていないか
デュポンの音が鳴る構造の要因ともなっている反響盤です。無くても音は鳴りますが雑な音になります。
このパーツを取り付けてあるネジですが緩む事も多く中古で購入するとついていない事もあります。


ご自身のライターで見てみて下さい。頻繁に使用するとこのネジが緩んできます。ドライバーで締める事も出来ますがネジを潰してしまう事がありますのでオススメしません。メーカーにて修理する事をお勧めします。
ポイント⑥:ギャラの有無
デュポンのライターにはギャラが付属されます。このギャラですが結構見落としやすい場所に入っております。
内側にある中敷きをどかすとあります。
ギャラには基本手書きで型番やシリアルが記載されます。
勿論あったほうが安心出来ますがやっぱ手書きは恐いですよね。
何も書かれていないギャラさえ手に入れば誰でも好きな内容を記載出来てしまう・・・
やっぱりプリントなどされた方が気持ち的には嬉しいですよね。
複製や付け替えが出来てしまうギャラになりますのでこのポイントはおまけ程度で見ていただいたほうが良いです。
まとめ
少し多くなってしまいましたがこれがデュポンを中古で手に入れる際に必要ポイントです。
以前よりはタバコを吸う人も減り中古相場も喫煙具は下がり続けております。
特にデュポンのライターを買取で15.000円以上出せるモデルも少なく古いモデルですと3,000~5,000円はザラです。
その反面、好きな方は喫煙具にはとことんお金をかける方も見えるのでまだまだ需要があるんだと思います。
ガスの入れ方など色々複雑で手間がかかりますが手間がかかる程、愛着が湧くのでは無いでしょうか?
今が中古で安く良い個体を手に入れる絶好のタイミングかもしれません。
本日、ご紹介させていただいたポイントを抑え良い個体を手に入れて下さい。