最近ではスポーツブランドが流行っております。
街中ではナイキ、アディダス、チャンピオンなどのスポーツブランドのウェアを羽織った若者をよく見かけます。
僕も最近ではスポーツブランドのTシャツやスニーカーを着用しています。
あまり高額では無いのに流行りのファッションという事もありコーディネートに取り入れやすいのが良いですよね。
そんなスポーツブランドがハイブランドとコラボして話題になっているアイテムを紹介します。
折角お値打ちな価格が狂った定価になっていますが作りは最高の仕様となっております。
Contents
FENDI×FILAのコラボ
最近はハイブランド同士がコラボする事で話題となり注目される事が多数ありました。
人気コラボ
ヴィトン×シュプリーム
リモア×オフホワイト
このあたりのコラボは非常に騒がれ今でも商品によっては定価以上で販売されているアイテムが多数あります。
今回紹介させていただくフェンディとフィラのコラボは2018年に発表されたラインです。
「フェンディマニア」としてヴィンテージスポーツのファッションを取り入れたデザインとなっております。
このコラボが実現出来たのはSNSのインスタグラムがきっかけと言われております。
誕生秘話
FILAのFをFENDIのFに取り入れるというユニークなアイディアはインスタグラマーアーティストのHey Reilly氏が考えたデザインとなっております。
Hey Reilly氏は様々なハイブランドのロゴをパロディされている方ですがそんなデザインをフェンディのクリエイティブデザイナーSilvia Venturini氏が気に入り声をかけました。
SNSは無限の可能性があるツールと言われますがこんな事が起こり得るんですね。
僕も奇跡を起こす為にSNSは続けていきたいと思います。
そんな奇跡のデザインは瞬く間に世界中の著名人、セレブの間で話題となりました。
バッグ、服、スニーカーなど様々なアイテムにこのデザインが取入れられております。
FENDI×FILA 7VZ042 バックパックの作り
そんな話題のコラボシリーズから人気のバックパックを紹介します。
このように急に人気が出たアイテムはコピー商品が多いです。そんなコピー商品を購入しない為にも細部にわたりバッグの作りを公開します。
ここで紹介する作りと大きく異なるポイントがありましたら注意が必要です。
バックパックの作り①:ロゴの縫い付け、仕様
ブランドの一番重要なポイントがこのロゴになります。
特に今回紹介させていただいたフェンディ×フィラのコラボバッグはこのロゴがポップで可愛いという事で人気が出たアイテムです。
そんなポイントが雑な作りな訳がないですよね。
とくに僕ら鑑定士はロゴ部分の作りも気にして見ますが細かい縫いの糸の数なんかも数えたりします。
勿論ブランドやバッグの種類によっては個体によって糸の本数なんかバラつきがある物もありますがハイブランドはある程度一定の作りがルール化されております。
ゴヤールの真贋ポイントである粒の数なんかはまさにルール化された作りです。その事については下記ブログページで書かせていただいておりますので読んでいただけると幸いです。
縫い目などの細かなポイントもそうですがサイドからロゴ部分を見てみましょう。
しっかりとコバ(サイド部分)にブラックのペイントが施されて立体感あるデザインとなっております。
塗り忘れやはみ出すような加工はまず起こらないです。
バックパックの作り②:内側タグの仕様
こちらのバックパックには内側にメーカータグがついています。
フェンディが好きな方はご存知だと思いますがバッグ、財布などにはタグ裏や内側のどこかに型番が入っている事が殆どです。
バッグはこのタグ裏を覗くと記載があります。
主に型番と呼ばれているのはこの一番上に表記される「7VZ042」です。
この型番で検索をかけていただければ同形のアイテムは多数ヒットします。
今回このバックパックのタグの型番で面白いのが「V」の形です。
アルファベットのAを逆にデザインされていますが他モデルのバックパックはこのような表記にはなりません。
今回のフィラコラボのアイテムのみこの表記の可能性が高いです。
ショップカードには通常通りの表記がされています。
フィラのロゴをオマージュしたという遊び心がこんな部分に出ているのかもしれません。
バックパックの作り③:ファスナー、金具の仕様
ファスナー、金具も色々な加工がされた物を使用しています。
ファスナー外側、内側はこの尖った形状の物を使用しております。
こちらもサイズが同じファスナーは縫い本数が同じです。一度数えてみて下さい。
ファスナー裏には「FF」ロゴが入っています。
見えない部分ですが様々なハイブランドがこの部分にロゴなど入れられているから驚きですよね。
ファスナーエンドにもFF金具が使われております。
細かな部分にまでフェンディというブランドをアピールしているバックパックになっております。
長さ調整部分の金具は恐らくプラスチック素材で作られております。
非常に綺麗なブランドロゴが彫られております。
またこのバックパックの外側ポケットのサイドにはDリング金具がついております。
この金具は内側についているバッグなども多く鍵などつける方が多いです。
外側についているという事はオススメのアイテムはチャームです。
特にフェンディはモンスターシリーズのチャームが人気なのでオススメ。
このチャームで個性を出したバッグに仕上げて下さい。
バックパックの作り④:背面の仕様
バックパックを使われた方には分かると思いますが背中はバッグと密着するのでとても汗をかきます。
特に汗かきの僕は夏場にバックパックを使うと背中にくっきりシミが付くぐらい汗をかきます。
そんな状態を少しでも改善する為、どのハイブランドも多く取り入れているのがメッシュ加工です。
通気性を良くする事で少しでも不快感を除く加工がされています。
またここがレザーだと常に湿った状態で痛みやすいですよね。
僕のように汗をかかない人には関係ないかもしれませんが非常に考えて作られております。
バックパックの作り⑤:内側の素材
バックパック内側の素材はナイロンになります。
きめ細かなナイロン素材が高級バッグの作りを表しております。
そんな綺麗な内側に傷か?
ところどころに何か見えると思ったのでよく見てみると・・・
分かりにくいですがFENDIのロゴが入っています。
同系色なので分かりにくいですがブランド好きには嬉しいポイントです。
バックパックの作り⑥:ショルダーの作り
ショルダーもナイロン素材で作られています。
言葉では表せないですが非常に綿密な規則性ある織りこみがされていますのでとても綺麗です。
斜めのストライプで織りこみがされているので真ん中部分がギザギザになっているのが特徴です。
バックパックの作り⑦:レザー部分の仕様
高額なバッグですので一部レザーが使われています。
特に使用されるのは壊れたら困る部分。
ショルダーとバッグの繋ぎ部分なんかは負担がかかりやすい部分ですのでナイロンより強固なレザーが使用されています。
縫い目も綺麗な部分が殆どですが若干歪んでいる部分もあります。
これはどのブランドにもありますのであまり気にし過ぎてもいけませんが明らかに素人が縫ったような物は注意が必要です。
FENDI×FILAのバックパックの人気
正直以前よりも人気は落ち着いています。
しかし人気が完全になくなって古いという訳でなくラインとして皆に認知されてきたといえるでしょう。
実際に2019年には新色カラーが発表されておりまだまだ中古市場では人気、注目されております。
アパレル関係は流行り廃りが早いですがバッグ、財布はまだまだ使用される方は多いと思います。
FILAのバックパックでも良いのでは?
可愛い、オシャレと思い購入を検討されている方も多いかもしれませんがなかなか簡単に購入出来る価格ではありません。
流石人気ハイブランドという事で新品価格、中古価格で見ても非常に高額です。
価格
新品定価:約25万
中古売価:約10~15万

そんな方はフィラのバックパックも視野に入れてみてはいかがでしょうか?
上記でも記載させていただきましたがスポーツブランドが流行っておりそもそもフィラのアイテムを持っている方が多いのでフェンディの必要が無いかもしれません。
フィラで同じような形状のバックパックですと5,000円前後で購入出来ます。
勿論、絶対フェンディが良いとう方はダメかもしれませんがデザインが気に入っているならフィラでも良いと思います。
この価格ならカラーバリエーションも豊富ですし気に入ったら複数点購入可能です。
まとめ
フェンディ×フィラのバックパックはいかがでしたでしょうか?
最近はフィラをファッションに取り入れる方が多くますます注目されるアイテムだと思います。
個人的には2019年の新色のほうが色を合わせやすくカッコイイと思います。
中古市場にも今後流通数が増えると思いますがモンスターシリーズのようにコピー商品が多い実情があります。
偽物を掴まされない為にも人気アイテムの作りはしっかりと抑えるようにしましょう。