トワルゴヤールという特殊生地で有名なブランド「ゴヤール」
最近は人気も少し落ち着いてきましたがまだまだ定番トート「サンルイ」は市場の相場も高く取引きされているので注目されている方も多いのではないでしょうか?
ゴヤールのバッグはフルレザーではないのに職人が手作業で表面のペイントをするので定価は非常に高額です。
そんな高級バッグを少しでも安く購入する為にメルカリ、ヤフオクで購入しようとされている方も多いのではないでしょうか?
ただちょっと待って下さい。

ゴヤールは素材の費用の割に高く販売出来るブランドなので偽物が多いです。
そんな偽物を掴まない記事を書かせていただきました。
トワルゴヤールとは
トワルゴヤールとはゴヤールが作っている特殊なキャンバスの事です。ゴヤールキャンバスとも言われております。
リネン・コットン・絹を使って編み込んだキャンバスにゴムコーティングをする特殊な技法で軽くて丈夫なのに水にも強い優れた素材です。
よく塩化ビニールと間違えて表記されていますが異なります。
このヘリボーン柄が施された表面は一目でブランドが分かる仕様となっております。
この柄の商品が人気が高く偽物が多数販売されております。
偽物を見抜く5つのポイント
このトワルゴヤールを使用したアイテムの真贋ポイントをご紹介します。
なかなか個人の感覚で判断するポイントも多く難しいかもしれませんが簡単なポイントもありますので是非覚えて下さい。
ポイント①:ヘリボーン柄のドット数
この真贋ポイントはゴヤールで最もポピュラーで分かりやすいポイントだと思います。
ヘリボーン柄はイニシャルの「Y」を表しているように見えます。
この「Y」の白い部分下側のドットに注目して下さい。
ドットの数は規則性があり「9」「11」を繰り返しております。偽物はこの数の法則に沿って作られておらずバラバラな事が多いです。
ポイント②:ドットの形
はじめてゴヤールのアイテムを手にとられてマジマジと見ると気づく事があります。
それはヘリボーン柄のドットの形がバラバラな事です。

安心して下さい。バラバラで正解なんです。
ゴヤールはペイントも職人の手作業で行っております。なので販売価格が高いのも頷けます。しかし偽物は作る時間を最大限にカットしなくてはいけません。印刷や同じ形のドットになっている事が多いです。
ポイント③:肌触り
表面に手を押し当ててみて下さい。
ゴムコーティングがされているので少しシットリした吸着性があります。
ヴィトンのような塩化ビニールと比べても強い吸着性です。悪くいえば少しベタついた感触です。
この感触は何個も触れないと分からない感覚なので多数本物に触れてみて下さい。
ポイント④:シリアル
ヴィトンと同じように財布、バッグにはシリアルナンバーが刻印されております。
このシリアルの規則性はヴィトンのように解明はされておりません。しかしアルファベットと数字が刻印されております。
ヴィトンと同じようにこの刻印は見つかりにくい場所に刻印されます。
明らかに分かりやすい部分に刻印されていたら偽物を疑ったほうが良いかもしれません。
ポイント⑤:レザーの使用
ゴヤールの商品は基本的にキャンバスをメインで作られた製品が殆どです。
レザーも使用しますが一部だけ外観に使用、内部がレザーになる事が多いです。
ゴヤールは一流ブランドの為、たとえ見える事の少ない内側にも非常に上質なレザーを使用します。
偽物に使われるのは合皮が殆どです。レザー特有の擦れなどの入り方とは異なりビニールが剥がれるような劣化が見られます。
また合皮などであれば折れ曲がる部分に負担がかかり表面が剥がれたりしますがレザーはシワにはなりますが浮き上がりなどはみられません。
ニオイなんかも特徴的で分かりやすいです。
合皮特有のニオイはスニーカーショップで合皮の靴のニオイを確認する事が可能です。
まとめ
今回ご紹介させていただいた特徴は有名なポイントとなるのでコピー商品もこのポイントをパスする製品が出来ているかもしれません。
しかし安価なモデルはこのポイントだけでもしっかりと見抜く事が出来ると思います。
市場の人気が落ち着いたので手放される方が増えると中古で購入するチャンスが増えます。
是非今回のポイントを抑え偽物を掴まされないようにしましょう。