WATCH 真贋ポイント

ロレックス 69178 デイトジャスト 最も偽物を買取りさせられている1本 気をつけるポイント公開

「ロレックスの偽物を買取りした事はありますか?」

よくブログ読者の方から聞かれる質問ですが答えはYESです。

それこそ沢山買取りしてしまっています。

特に本記事で紹介させていただく金無垢ウォッチ「デイトジャスト」は僕が最も多く買取りしてしまったモデルです。

同じように偽物を掴まされない為に今までの経験で注意するポイントをまとめました。

是非参考になれば幸いです。

偽物が多いモデル「金無垢デイトジャスト」

僕がこの業界に入り最も多く買取りしているのはこの金無垢デイトジャストです。

掴まされる事が多く最近ではこのモデルが査定に持ち込まれると非常に高い警戒アンテナが立つようになってしまいました。

特に69178という約20~25年前に作られていたモデルが多く感じます。

一言で偽物といいますが様々な種類の偽物の作り方が存在します。まずはどのような偽物の作り方があるかご紹介します。

偽物の種類①:全て偽物

この作りにかんしては僕も買取実例は少ないです。

時計の作りが完全に偽物になりますので真贋はしやすい物が多いです。

一番偽物を作る業者が儲かる構造になりますが作りが雑ですし何よりこのモデルにおける一番の売りである金が偽物となりますので輝きが無いです。

金のチェックであったり内部ムーブメントチェックで簡単に見抜く事が出来るので買取りしてしまう事は少ないです。

偽物の種類②:外側が本物+内側が偽物

これは非常に見抜くのが難しいです。

この構造が出来る理由は偽物を作るメリットというよりは元々本物を使用していたが内部が大きな破損を起こした為、取りあえず動くように修理するとこの形が出来上がります。

今でこそこんな修理を行う事は少ないですが昔はこのような雑な修理を行う業者も多くありました。

外側は本物となるので真贋は難しいです。

しかし内側は安価なムーブメントに乗せ換えられているのでお粗末な物が多くムーブメントを確認すればまず問題無く分かります。

偽物の種類③:外側が偽物+内側が本物

この構造が最も注意が必要になります。

僕が買取りしてしまった構造で最も多い作りで一番真贋が難しいです。

トキジ
外側が偽物なら②より分かりやすいんじゃないの?
カケダシ
そのように思われがちですがよく考えて下さい。

偽物を作る時、常に人に見られる部分と普段は見られない部分。どちらに力を入れるでしょうか?

つまり内側の人に見られない部分に偽物を使う時はそれ程、力を入れて作りこみません。費用もかかるので簡素な物が多くそれこそロレックスの刻印ですら彫られていない事が殆どです。

しかし外側の場合は違います。常に人に見られるポイントになりますので本物そっくりに作ります。

内部は本物を使う徹底ぶりの為、外側も本物の金が使われている事が殆どです。

偽物なのに作るのに費用が多くかかるので本気でだます作りこみがされております。

とても良く出来ている物が多いので注意して下さい。

トキジ
そこまで費用をかけて偽物なんて作ってもメリットがないんじゃないの?

今でこそ金の買取りは18金でも1g3,000円を切る事がない高級素材となりました。

しかし昔は1g800円で買取りと非常に安価な時代もありました。このモデルがメインで製造されていた時代は偽物を作ってもメリットがあった時代なんです。

偽物を見抜くポイント8つのポイント

様々な偽物の作りを理解していただきましたがここからは実際偽物を買わない為に気をつけるポイントを紹介します。

一般的に見るポイントから僕が掴まされた偽物に見られた特徴まで細かく紹介させていただきます。

金相場の高騰により中古金無垢モデルの相場も上がっております。

もし偽物を買取りしてしまっても実際に金で作られたモデルですと金の価値はある物なのでなかなか返金を求めづらい性質もあります。

というのも金でなければ中古市場価値がない物なので返金要求はしやすいです。資産価値の無い物を売られたと主張しやすいです。

しかし金になると何十万の価値にはなるのでただ値踏みをし間違えたという見方となり返金要求はしにくいです。

大きな赤字となりますので1点でも気になるポイントがありましたら預かりを行いロレックスの確認をしてから買取りをしましょう。

真贋ポイント①:インデックスのズレ

デイトジャストはバーインデックスかダイヤインデックスのモデルが多いです。

以前、買取りしてしまった時計はインデックスがズレておりました。

例えばダイヤモンドがセッティングされている位置が6時位置ピッタリでなく29分や31分位置にあると要注意です。

このようなインデックスのズレは偽物でもそうですがアフターダイヤのセッティングでも見られるポイントです。

ズレや歪みもそうですが取り付けたボンドなどがはみ出していても注意して下さい。

また69178 デイトジャストですとダイヤのセッティングが2種類あります。

1994年頃を境目に新旧セッティングが分かれます。

セッティングの仕方が年式を相違ないかもしっかりと確認をして下さい。

ダイヤのセッティングにおける新旧の見方はこちらの記事を参考にして下さい。

デイトジャストのダイヤ新旧ベルト伸びを徹底解明!ロレックスのドレスウォッチとは

真贋ポイント②:裏蓋の形状

デイトジャストに限らず最近のロレックスは全て裏蓋がオープナーで開閉する為にギザギザの形状で作られております。

こちらのギザギザは非常に鋭利なカットとなっております。

偽物はこの形状がこれほど鋭利ではなく潰れているものも多いです。

金無垢のモデルはステンレスよりは柔らかいので若干はすり減っている個体も多いですが綺麗に入っております。

偽物の形状などはこちらの記事でも確認出来るので参考にして下さい。

ロレックスの簡単真贋ポイント 時計初心者でも出来る簡単真贋方法を画像付きで紹介! 絶対偽物を買い取らない極意!

真贋ポイント③:ムーブメント

69178 デイトジャストであればキャリバー2135を採用しております。

こちらが全く違う機械が搭載されていれば偽物となります。

一般的に偽物で多いのは全くロレックスと関係無いムーブメントを載せていますので刻印などはありません。

よほど裏蓋を開けて確認をすれば分かるポイントとなります。

真贋ポイント④:バネ棒の作り

金無垢のモデルはバネ棒も金で作られております。

バネ棒は経年で劣化の出やすいポイントです。

金なので硬度も低く壊れてしまいステンレスの物を代用されている場合もありますが金でなければ注意が必要です。

真贋ポイント⑤:裏蓋の作り

なかなか一般的に使用されていると確認する機会の少ない裏蓋内側の刻印です。

この内側刻印では多く見るポイントがありますので細かく説明させていただきます。

まず「69000A」の刻印です。

この刻印は裏蓋の種類を表す刻印となります。一般的にはこの番号はモデル型番と同じ場合もありますが様々な同じ形状のモデルに使いまわす事が出来なくなるので共有パーツとして全く違う番号が彫られている事があります。

レディースのデイトジャストは69000Aの刻印が入った裏蓋が多く使用されております。

「ROLEX S.A.」と入った刻印も特徴があります。

こちらSAの部分に「.」が入っております。ベルト刻印の部分もそうですが必ずSAの部分にはドットマークが入ります。

どれだけ良く作られていてもここがしっかり入っていなくて偽物という物は沢山見た事があります。注意して下さい。

真贋ポイント⑥:犬、女性の刻印

ロレックスの金無垢モデルですと犬(セントバーナード)、女性の横顔のマークが刻印される事が多いです。

小さな刻印ですがルーペで確認するととても細かな部分まで刻印されております。

偽物にも刻印は入りますが潰れていたり雑な入り方をしております。

特に犬の刻印なんて毛先まで表現されているのでとてもすごいと思います。

真贋ポイント⑦:型番、シリアル、フラッシュフィット刻印

ロレックスに当たり前で刻印されるナンバーが一致しているか確認しましょう。

デイトジャストの金無垢になりますので12側に「69178」が刻印されています。

6時側にはシリアルナンバーが記載されます。

シリアルナンバーからダイヤの留め方の年数と相違が無いか確認をする必要があります。

この2箇所は一般的な確認箇所ですのでご存知の方も多いです。

気をつけるのはフラッシュフィット。

ブレスを外した時にフラッシュフィットの確認が出来ますがこちらにも刻印があります。

「68B」がフラッシュフットナンバーとなりますので確認をしましょう。

真贋ポイント⑧:リューズの形状

クラウンマークの下に「-」

このマークは金無垢モデルに入るマークです。

「・」などはプラチナ、ホワイトゴールドモデルに入るので注意して下さい。

リューズ周りのギザギザも注意してみて下さい。

本物は回しやすく手で触れても痛くないような作りになっております。

偽物はギザギザが均一に入っていなかったり面取りが出来ていない為、操作すると痛い場合があります。

触って実際に確認をするようにしましょう。

まとめ

画像でしっかり本物か確認出来たでしょうか?

特にギャラが無いこの金無垢デイトジャストは警戒して取り扱いして下さい。

このモデルは偽物でなくてもアフターダイヤなどが施されたモデルも多いです。

昔は時計のカスタムに抵抗が無い業者も多く文字盤だけでなくベゼル、ブレスなどにもダイヤを埋めた個体が多く出回っております。

ダイヤが純正と思い込まずにしっかりとセッティングも確認して買取して下さい。

何度も言ってしつこいですが僕が最も多く買取りした偽物ロレックスです。

この記事を参考にしていただき偽物を買取りされる方が減れば嬉しいです。

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