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【レビュー】初めてのロレックスにオススメ「6694・オイスターデイト」の魅力について

僕がこの業界に入ったのが10年程前ですがロレックスはその頃から比べると非常に高くなりました。

当時から高級時計ではありましたがこれ程まで価格が上がるなんて想像できなかった・・・

時計好きなら皆口を揃えて言いますが「あの時買っていれば」と悔しい思いをされていると思います。

これだけ価格が高騰すると少し頑張ってもなかなか購入を決断出来る方は少ないのではないでしょうか?

そんなロレックスの相場の動きの中、注目されているのが「古いヴィンテージモデルです。

本記事ではそんな人気が高騰しているヴィンテージモデル「6694・オイスターデイト」についての魅力や作りを紹介させていただきます。

ロレックスの6694「オイスターデイト」とは

ロレックスのオイスターデイト「6694」の歴史は長く1950年~1980年頃まで製造されていたモデルです。

ヴィンテージの時計の中でも比較的、買取依頼が多いモデルです。

ご年配の方が若い時に買われて使われていたり、時計好きの方が色々なモデルに手を出して最終的にこちらを使われたりとコアなファンが使用されているイメージがあります。

オイスターデイトは比較的長い期間製造されていました。

手巻き、デイト表示など機械式時計の基礎が詰まった時計として多くの方から支持されているモデルです。

オイスターデイトの魅力

ではこの50年以上前に作られた時計はなぜここまで中古で人気があるのでしょうか?

鑑定士の目線で細かく考察させていただきました。

理由①:内部ムーブメントの完成度

作りにおいてデザインが完成されていた事もそうですが人気の理由は内部ムーブメントの完成度の高さです。

1200系の手巻きムーブメントを使用しておりますがシンプルな構造ゆえ故障しにくい設計となっております。

トキジ
でも壊れたら修理が大変なんじゃないの?

6694はロングセールだったので市場流通数も多く内部パーツが手に入りやすいです。

なので万が一の故障時にロレックスからパーツが手に入らなくても中古でパーツが手配出来ます。

末永く使用出来るそんな部分が魅力です。

理由②:ヴィンテージを楽しめる

6694はヴィンテージ要素をガッツリ楽しめるモデルとなっております。

風防

腕時計のヴィンテージパーツと言われる風防は勿論プラスチックです。

現在使用されているサファイアクリスタルに比べるととても傷がついたり割れやすいですが安価な素材で昔の腕時計の定番パーツでした。

プラ風防の魅力は細かい傷もそうですがサイドから見た際の形状。

少し盛り上がっているのがプラ風防の特徴でヴィンテージらしさが際立ちます。

少し傷が入っているぐらいが逆に丁度良い風防です。

ブレスレットは巻きブレス

6694は年代によって「リベットブレス」「巻きブレス」「オイスターブレス」に分かれます。

今回紹介させていただく6694には中期である巻きブレスが装着されておりました。

年数的には1960年半ばから1970年半ばまでこちらのベルトが使用されていました。

サイズ調整する時は現行のようなネジで巻くオイスターブレスとは異なり力でこじ開けるタイプです。

僕も長年ブランド鑑定士をしていますがこの巻きブレスの調整は出来ません。

それぐらい中古ショップでの店員泣かせなブレスの形状となります。

文字盤

これはモデルによりけりですが針、文字盤の変色劣化が美しいです。

トキジ
劣化が美しい?マイナスポイントじゃないの?

確かに一般的な時計において文字盤が変色していたり針が腐食している物は大きくマイナスなポイントとなります。

しかし6694のようなヴィンテージウォッチは違います。

この劣化が美しいです。時計が歩んだ歴史。それが映し出されていると思っていただければ分かりやすいです。

そんな歴史が腕時計から感じれる事から大きなプラス査定にはならないですが大きなマイナスポイントにはならないです。

これほど多くのヴィンテージな仕様を1本でたっぷりと楽しめるのでオススメです。

理由③:サイズ感

オイスターデイトはケース径が34mmと最近の新作ロレックスと比べると小さいです。

大きい時計のほうが人気がまだまだ世間ではあります。

そんな僕も44mmの大きな時計オーナーでした。

34mmなんて時計を着けた気持ちになれないと当時は思っていました。

エクスプローラー1が36mmなのでさらに2mm小さい。

しかし着けてみた感想は軽くてスタイリッシュです。

特に革ベルトにしてスーツにあわせるととっても仕事の出来るサラリーマンの出来上がりです。

軽量なのでストレスなく長時間使用出来ます。

いまではケースの小さいモデルにメッキリはまってしまいました。

最近の人気における要因

もともとヴィンテージロレックスのなかでは6694は特に人気がありました。

しかし最近では更に中古需要が高まり注目されています。

なぜなのか?

それはロレックスの異常なまでの高騰が起因しております。

そもそもロレックスは高級時計の位置づけではありましたが決して購入が無理なブランドではありませんでした。

2010年頃はスポーツモデルは現在の中古相場の半値で購入出来ました。30~40万で人気スポーツモデルが買えたので普通のサラリーマンでも少し節約すれば購入出来ました。

しかし2020年の中古相場を見て下さい。

軒並スポーツモデルは高い価格を水準しております。

以前は廉価モデルと言われたエクスプローラー1ですら中古で50万を超えます。

高いモデルだと100万を超えるモデルもあり今までのように頑張っても購入されるのが大変・・・

何かロレックスを安く買う方法はないか?

そんな時に白羽の矢が立ったのが「6694」の存在です。

ステンレス、デイト表示、手巻きなどなど一般的な人気モデルと同じ機能が楽しめるという事でこぞって急に売れるようになりました。

もともとは以前は15万も出せばとても良好な状態の個体を購入出来ましたが今では中古で約25~30万で販売されております。

高くはなりましたがこのぐらいの価格であれば頑張れば購入出来る金額という事で人気が高まっております。

6694・オイスターデイトの欠点

これだけオススメのモデルとして紹介させていただきましたがここだけはちょっと個人的にはマイナスだと思う点を紹介させていただきます。

もし購入を検討されている方が見えましたらこの部分は必ず理解しておりたほうが良いポイントです。

マイナスポイント①:デイトジャストしない・・・

ロレックスで日付機能がついていると12時ぴったりに時刻が瞬時に変わる「デイトジャスト」機能がついていると思われます。

こちらのオイスターデイトにもデイト機能があるので搭載されていそうですが実はついておりません。

一般的な時計メーカーに見られる少しずつ日付が動き変更されます。

確かにヴィンテージウォッチならではの動きですがデイトジャストはロレックスの代表的機能です。

少し残念なポイントです。

マイナスポイント②:リセールバリューが低い

リセールバリューが圧倒的に高いのがロレックスの長所の一つですがこのモデルはそれ程高くないです。

リセールバリューとは

売却する時の掛率の高さを表します。リセールバリューが高いというのは購入価格と売却する時の価格差が小さいです。

逆にリセールバリューが低いと購入価格からかけ離れて買取価格が安くなります。

6694・オイスターデイトはこのリセールバリューが低いです。

理由としては2点あります。

理由

☑ヴィンテージウォッチはメンテナンスにリスクがある

☑需要が低い

6694に限らずどのヴィンテージモデルもリセールバリューは低くなりがちです。

ロレックスを投機目的で購入される方も多いですがそれですとこのモデルはあまりオススメ出来ません。

しかし手放す際も他ブランドに比べればリセールバリューは高く需要もあります。

その部分は勘違いしないようにして下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

いままでそれ程注目されておらず一部のコアなファンから支持されていたモデルですが最近若者からの問い合わせも増えております。

6694の相場が高騰してスポーツモデルの5桁リファレンス「エアキング」の価格に追いついてしまいそうです。

オイスターデイトの6694やデイトジャストの1601などあまり記事にされていなかったニッチなモデルがブログやユーチューブなどに取り上げられているのを見ると認知度が上がったと感じます。

是非初めてのロレックスやヴィンテージモデルに挑戦したいという方にはオススメのモデルですので検討して下さい。

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