既に過去のロレックス相場の流れですが2019年に大きな相場変動がありました。
ロレックスの相場変動の教訓となる為、是非興味のある方は読んでみて下さい。
遂に来てしまったロレックスバブル崩壊!?
ロレックスの相場に異変が出てきました。
価格高騰が続いていたロレックスの相場がストップ→下落となってきましたので今後の動向などを徹底分析。
ロレックス相場がどうなるかを考察させていただきました。
Contents
【2019年】ロレックスの相場
ロレックスの相場はここ数年常に右肩上がりで推移しており下がる事は無いブランドと言われております。
10年前と比べると人気スポーツモデルの相場は約2倍~3倍となり非常に人気の高いブランドだと思います。
特にここ数カ月は相場の上昇率は高くどこまで相場が高騰するか注目されていました。
2019年3月のバーゼルワールドによる116710LN GMTマスターⅡの廃盤をきっかけに相場の上昇に追い風が吹いたように感じました。
しかし2019年6月にGMTマスターⅡの相場下落。その件について細かくまとめた記事になります。
このGMTマスターⅡの相場下落が影響したのか7月のロレックス相場は全体的に下がる結果となりました。
特に現行の6桁リファレンスのスポーツモデルは相場を大きく下げております。

【2019年7月】なぜロレックスの相場は下落したか
なぜ相場がこれ程まで下落しているのか?個人の見方ではありますが考察してみました。
価格下落の理由①:円高の影響
GMTマスターⅡの価格下落の記事にもまとめさせていただきましたが。
円高の影響が少しずつではありますが出てきております。
出典:楽天証券
2019年4月の1ドル=113年の相場から約6円下げて現在107円前後の推移を示しております。
日本円の価値が高くなれば安く海外ブランド品を仕入れする事が可能となりますので円高=中古ブランド品の下落は紐づきます。
2019年5月から円高の流れは強くなり影響が少しずつ出てきております。

相場が下がる流れになっても各買取店は高くロレックスを仕入れしております。直ぐに中古販売価格を下げる事が出来ません。その状況から少しずつ安く買取り出来た店や薄利でも現金化を図る店が増えてくる事で中古販売価格も下がり出します。
そうなると販売価格が安いので買取価格はより下がる仕組みです。
価格下落の理由②:価格高騰による在庫増加
これだけの価格高騰が続くと世間でも「ロレックスは高く売れる」と認知されます。
10年前に中古で購入したサブマリーナなどは40万で購入した時計が70万で売る事が可能という事で今まで時計を売るつもりが無かった方も手放し始めました。
勿論、現行のスポーツモデルも軒並みプレミア価格で売る事が可能という事で正規販売店には新品が並ばない状況となっております。
転売ビジネス
新品購入→中古ショップでの売却→利益
このような構図が成り立ちどんどん中古市場に在庫が増加しました。
最近では有名YouTuber(ユーチューバー)ヒカル氏が116500LN デイトナを転売される動画でも話題となりました。
在庫が増えれば相場は下がる。中古相場の基本でありまさに現在在庫が増えてきております。
価格下落の理由③:急激な価格高騰の反動
ロレックスの相場はここ10年、常に右肩上がりで上昇しております。
人気モデルのデイトナ、サブマリーナの相場で説明します。
出典:価格ドットコム
ROLEX 116500LN デイトナ相場
こちらはデイトナの1年間の相場グラフです。
2019年3月から6月までの価格の上昇率が非常に高いです。
3月には270万で購入出来ていたはずが300万を超えております。
出典:価格ドットコム
ROLEX 116610LN サブマリーナ相場
こちらも2019年3月から6月までに大きな相場高騰が確認出来ます。
サブマリーナも新品販売価格は20万も高騰しました。
3月にバーゼルワールドという時計の大きな発表会がありGMTマスターⅡが廃盤になった事でスポーツモデルが高騰しました。
しかしこの価格上昇率を危惧する方が購入を控えたり、手放したりと高騰における反動が出たと考えられます。
ロレックスの今後の相場
ロレックスの相場は2019年7月に入り下がりました。
しかしここ数カ月で若干の更なる下落は考えられますが大きく下がる事は考えにくいです。
正規直営店での販売本数が明らかに増加すれば下がる可性があります。しかし正規店での販売数が増えた話しは聞きません。
また増税も控えており増税されれば新品定価も上がります。
そうなる事で相場は上がると予想されます。
なんだかんだロレックスの人気は高いですし今回のロレックスバブルでロレックスの相場は上がると世間に認知されました。
まだまだ時計に興味が無かった方々がロレックス購入をされる事も考えられます。
つまり今後も今までのような相場高騰は無いにしても少しずつ相場は上がるでしょう。
この時期にオススメするモデル
あくまで個人の考察による今後相場が上がると予想するモデルです。
相場が上がらなかった!相場が下がった!など起こるかもしれませんが自己責任でお願い致します。
注目したいのは白文字盤のモデルです。
以前からロレックスの白文字盤は人気が低い印象でした。
そんな白文字盤不人気の流れを打ち消したのがデイトナです。
デイトナも以前より黒文字盤の人気が強かったですが今回のモデルはベゼルが黒という事もありブラックよりもホワイト文字盤の方が立体感あるコントラストを楽しめるという事で白文字盤の人気が強いです。
それに伴いスポーツモデルの白文字盤が高騰しております。
ロレックス 16570 エクスプローラーⅡ ホワイト
説明不要の人気スポーツモデルです。
以前より黒文字盤の人気があり中古市場で白文字盤の在庫が少ないです。
特に白文字盤は人気が当時はなく黒文字盤を購入するのは当たり前ですが白文字盤しか購入出来なかった方が文字盤を交換される事もありました。
なので一般的に市場流通数が少なく人気が着実に出てきております。
特にシングルバックル、トリチウム文字盤のヴィンテージモデルは非常に高額になりつつまります。
そんなセミヴィンテージエクスプローラー2についてまとめました。
ロレックス 116400 ミルガウス ホワイト
2007年に誕生したミルガウスの後継機です。
このモデルも白文字盤は当時から人気はありませんでした。
現在は白文字盤のミルガウスはマンゴー文字盤というニックネームが付けられております。
今もミルガウスは販売をしておりますが白文字盤は2016年に廃盤となっております。
約9年間しか販売されなかった文字盤という事もあり今回の白文字盤の高騰に影響を受けて市場相場は高騰しております。
文字盤としては黒の方が先に廃盤になっておりますが大きなプレミア化は起きておりません。
今まで文字盤の種類として中古販売価格は白、黒共に116400GVのグリーンサファイアモデルより10万程は安い相場でした。
しかし最近は殆ど変わりません。黒白ともに注目したほうが良いモデルです。
詳しい記事はこちらよりお読み下さい。
ロレックス セミヴィンテージモデル
いわゆる5桁リファレンスの初期モデルです。
今では市場流通数も少しずつ減少してこれだけ現行モデルの相場が下がっても根強く価格を維持しております。
特にトリチウム、シングルブレス、横穴などの個体は今後注目が集まると思います。
個人的に好きな16710 GMTマスターⅡのセミヴィンテージモデルについてまとめさせていただきました。
是非読んで見て下さい。
まとめ
今はまだ中古販売価格は相場下落の影響を大きく受けておらず販売価格、買取価格の差が大きい時期になります。
今後は買取相場が下がっておりますので「おっ!?」と思うような中古販売価格のモデルも多く見る機会が増えると思います。
しかし上記でも記載しましたがずっと下がり続ける事はロレックスでは考えにくいです。時期を見て価格は回復すると思います。

増税前にこれだけ価格が下がったので安い個体は積極的に購入する事をオススメします。
転売を生業にしている方には購入は少し控えた方が良い時期かもしれません。
長期の投資であるなら良いですが買って売ってをすぐに行う転売は次月の相場でまだ大きく下がるモデルがある可能性があります。
今回116710LN GMTマスターⅡを購入していたらと思うとぞっとしますよね。
最低でもあと1~2カ月の相場はしっかりと見て購入しましょう。
この記事はあくまで一個人の考察に過ぎません。
全く相場とは未知なもので予想外の動きをするものです。参考になれば幸いですが責任はとれませんので予めご了承下さい。
これだけ相場が下落しても正規販売店で新品を購入出来れば儲かるモデルもまだまだあります。
気になる方はこちらの記事も併せて読んでみて下さい。